とある町の医者の令嬢 結女子(ゆめこ) お転婆で気の強い彼女が森の中で見つけたのは 血だらけで倒れている なぜか上裸の背の高い青年だった。 彼の名前は佐之助。 しかし彼は名前以外のことを何も覚えていないという。 捨ておくわけにもいかず、結女子の家でしばらくの間面倒を見ることになったが 時がたっても記憶が戻ることはなく・・・。 特に問題行動もない彼は、傷が治った後 その町で大工として働くこととなった。 文字の読み書きもできない佐之助へ、練習を含めて文通をしようと提案する結女子。 記憶をなくしたまま一生懸命に過ごす佐之助の姿に 気付けば結女子は魅力を感じるようになっていた。 花火大会に佐之助を誘い、二人きりの宿の中。 2人の距離は急接近するが・・・・ 記憶のない彼の「動き方」は、初めてではないようだった。 彼は一体どこからきて、どのようにしてあの森にたどり着いたのだろう。 彼は・・・何者なんだろう。 ーーーーーーーーーーー 結女子は処女ですが血の表現はありません。 無理矢理表現はありません。
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